raruhu
まゆ毛
raruhu ronronke kor suy nen ka ku=nukar ka eramuskari pe arki siri ne na sekor sekor ku=yaynu kor hunna ka k=ek wa ku=nukar wa k=eyaykopuntek.
眉毛がぴくぴくして、また誰か、会った覚えのない人が来る様子だなと思っていると、誰かが来て会えて嬉しかった。
ku=raruhu or_ ta retarpe an na. etaye wa en=kore yan ku=matakihi.
私の眉毛のところに白髪があるよ。抜いて下さいな私の妹よ。
Isokapiw sine rapuhu ne yakka puyar or ta apa or ta a=racitkere kor pirka p ne na.
アホウドリの羽の一枚でも、窓のところに、戸口のところにぶら下げておくとよいのですよ
nah yee 'ike taa, nipaapo ka nukara, rasuhu mesu, caruhu 'ohta 'ama. kasuh ka nukara rasuhu mesu, caruhu 'ohta 'ama, nah kii kusu 'an manu. キットコレ 'oyasi pooho ダナ、nah 'eraman manu.
と言いながら、お椀を見つけて端をちぎって口に入れる、ひしゃくを見つけて端をちぎって口に入れる、こんなことをしていたとさ。(下の娘は)これはきっとお化けの子だと思ったとさ。
nah taa yee 'ani taa suu 'oro'okuske taa, 'itanki デモ kasuh デモ rasuhu mesu koh caruhu 'ohta 'ama, nah kii 'omantene monimahpo taa nukara 'omantene siwpu wa 'apa cahkehe ne'ampe 'iramasinta suy mokoro kusu 'an manu.
と言いながら、鍋に入れるために、茶碗でもひしゃくでも、端をむしっては口の中に入れ、入れしている中に、娘はそれを見ていたが、勇気を出して戸を開けたら、すやすやとまた寝ていたとさ。
ne poro sunku sunku corpok ta, poro ape ari wa uhuyka p ne kusu,
(その一方で)その大きなエゾマツの下に、大きな火を焚いて燃やしたので、エゾマツは燃えて行って、(幹は)しまいに小さな木っ端ほどになり、エゾマツのてっペんにも火がついたので、エゾマツの葉が燃える音をパチパチと立てながら、(火が)上って行くと、その化け物は高い所にもいられず、下りることもできず。下りれば下に火が焚いてあり、激しく火が燃えているものだから、下りることもできずにいるうちに、木が崩れ落ちると、梢の方にみんなで走って行って、化け物をポカポカ殴って、殴り殺してしまったのが見えた。